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(ブラックボックス) |
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真鍮(Brass)・革(Leather)・コルク(Cork)の3種類のマテリアルからなるタックルボックスです。革の裁断から手縫いによる縫製、組立に至るまで、全ての工程をビルダー自らが行い、一つ一つ丹念に作り上げていく完全ハンドメイド製品です。 プラグをボックスに入れた時の柔らかい音、ユーザーと共に歳をとっていく経年変化の味わい、雄大な自然の中に溶け込むワイルドな雰囲気、等々、革製品ならではの魅力を存分に味わう事のできる、一生愛せる大人の釣り道具です。 長年使用して風合いが出たボックスは、何処にも売っていない、あなただけのボックスとなるでしょう。 |
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上段左:横置きだけでなく、直立して置く事も可能です。また、サイド部にはDリングを縫い付けていますので、ショルダーベルトを使用する事が可能です。また、このボックスの特筆すべき部分でもありますが、ルアーを入れて持ち運ぶ際、金属製のタックルボックスのような「ガシャガシャ」音が発生しないうえに、中に入れたルアーに無用な傷を付けません。 上段右:カラビナ等を使用して、フローターのDリングに繋げて使用する事も可能です(※カラビナは付属しません)。 下段左:ひとつのパーテーションには1オンスクラスのプラグが悠に3〜4個入ります(入れるだけならもっと入ります)。また、ある程度の深さもあるので、中央のパーテーションにはABUの5000番サイズのベイトリールも収まります(パワハン仕様は不可)。 下段右:本体の大きさはほぼA4サイズと同等です(A4サイズのパンフレットとの比較)。 |
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革の経年変化について サドルレザー(ナチュラル)は、日光に当たる事によって徐々に深い飴色へと変化していきます。また、専用のオイル(ニートフットオイル等)を予めムラにならないように塗っておくことで、更に深みのある色へ早くキレイに日焼けします。最も育て甲斐のある革と言えるでしょう。 (画像のリールプロテクターおよび右側のタックルボックスは共に5年以上使用したもの)。 黒の革はそもそも汚れが目立ちにくいうえに、革の内部にまで色が付いているため、気兼ねなく使えるかもしれません。ナチュラルのような極端な色の変化はありませんが、何よりもこの革色は「ブラックボックス」という商品名にマッチする事を忘れてはいけません。 |
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各マテリアルについて | |
真鍮(Brass): 「黄銅(おうどう)」とも呼ばれる銅と亜鉛との合金です。 真鍮は時間の経過により、徐々に表面の輝きが渋くなり、その風合いが増していくのが何よりの魅力です。尚、金属用クロス等で磨くとくもりは取れ、輝きを取り戻します。 このブラックボックスにおいては、オリジナルコンチョボタンやハンドル、鋲(びょう)に至るまで、全て真鍮製(表面に真鍮メッキを施しただけものではない、いわゆるソリッドブラス)の金具を使用しています。また、負荷の掛かる部分に2mm厚の真鍮板を補強として使用する事で、タックルボックスとしての剛性を確保しています。 |
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革(Leather): 植物性タンニンなめしの牛ヌメ革、いわゆるサドルレザーを使用しています。元来、その名の由来となっている馬の鞍(サドル)に使用された革素材であり、その事からもわかる通り、非常にコシが強く、耐久性に優れています。 |
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コルク(Cork): コルクは、コルク樫の木の周囲に出来る厚皮を原料として作られます。原産地は、ポルトガル・スペイン・南フランス・北アフリカなどです. 圧縮性、回復性(弾力性)、断熱性、制振性、高摩耗係数、吸音性といった優れた特性があります。特に耐水性、撥水性に優れ、ワインの栓に利用されていることからもわかるとおり、コルクは液体を通さず長年浸しても劣化・腐食しません。また耐薬品性にも優れ、汚れや変化にも強い素材です。 本製品においては、仕切りやフタには10mm厚の剛性の高いコルク板を、内貼りには柔軟性のある2mm厚のコルクシートをそれぞれ使用しています。 |
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革のメンテナンスについて 革(サドルレザー)は本来、長年の過酷な使用に耐えうる非常に耐久性の高い素材です。簡単に破れたり腐ったりする事はありません。それに、これはあくまでも釣り道具ですから、アウトドアブーツやバイクに装着するツールバッグ、サドルバッグなどと同様、ラフに使って頂きたいと思います。日に焼けて変色して、跳ねた水でムラになって、ニーブーツで蹴られて泥が付いて、釣り上げた魚のシッポにはたかれて魚臭くなって・・・そんな使い方が似合っているのではと考えます。 とは言え、末長く御愛用頂く為には、やはりこまめなメンテナンスが必要不可欠となります。まず、一番気を付けて頂きたいのは、水分や湿気の問題です。製品の仕上げ時にレザーワックスを塗り込んでいるため、最初のうちはある程度の防水性能を発揮しますが、どうしても使用するうちに撥水性能は落ちてしまいます。革は水を含むと乾く段階で水分と一緒に脂分が抜け、ゴワゴワになって最悪の場合ヒビ割れてしまいます。また、濡れたまま放置すると、革の表面やボックスの内側にカビが生えてしまう場合があります(一度付いてしまったカビを完全に除去することは困難です)。ですので、必ず釣行後はフタを開けた状態で自然乾燥させ、また定期的に革専用のクリームやオイルで油分を補って下さい。 水シミは早いうちであれば、以下の手順で目立たなくすることができます。 @ぬるま湯に浸した清潔な布で、水シミ部分を含む広い範囲を均等にムラなく湿らせる A直射日光に当てず、湿気の少ないところで自然乾燥させる B専用のメンテナンスクリームやレザーオイルなどで脂分を補充する アフターサービスについて 革製品のコンディションを良好にキープするためには、まずは何よりもユーザーの普段の扱いやメンテナンスが重要になってきます。とは言っても、革製品を新品の状態のままでキープする事は不可能ですし、予期せぬアクシデントが起こってしまったりするかもしれません。 手縫いの革製品のメリットとして、非常に丈夫かつ修理がしやすいという点が挙げられます。もしも、何らかの不具合(縫い目のほつれ、パーツの破損・紛失、その他)が生じた時はご相談下さい。基本的には有償になりますが、場合によっては無償にて修理致します。 また、当製品は製造時に接着剤を極力使わない工法を採っています。鋲打ち、ネジ留めする際に接着剤を併用する事でより強力に固定する事ができますが、アフターメンテナンス(修理のし易さ)の事を考慮すると、それは得策では無いと考えます。従って、お手数ですが、ユーザーサイドにおいて、定期的にネジの緩み等のチェックをして頂くようお願い致します。 付属品について 補修用パーツ(真鍮鋲 大中小各2本)とレザーメンテナンスクリーム(ラナパー、容量5g)が標準で付属となります。メンテナンスクリームはスポンジ等で薄く塗り広げるだけでOKです。 |
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旧タイプ BLC BOX
※予定製作数に達した為、オーダー受付を終了しました。
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