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STEP1 「地獄突き」の巻 | |
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@これがグリップ製作で主に使う材料・道具です。一口に革と言っても、多種多様、実に様々な種類がありますが、「ButcherGrip」には1mm厚の柔軟性のある牛革を使用します。 |
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A土台となるのは手削りのウッドグリップから型を起こして作った自家製の樹脂グリップです。素材や製作過程などの詳細はヒミツですが、この樹脂は「軽くて丈夫」「水に強い」「経年劣化がほとんど無い」「塗料・溶剤との相性が良い」などの特徴を持っています。 |
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Bグリップ全体にサンドペーパーをかけてアシ付けしてから、まずは「凶器シューズ」の靴底部分に革専用の接着剤を用いて革を仮止めします。 |
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C縫い代を残して余分な革をカットします。 |
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D次にグリップ全体を牛革で覆っていきます。接着剤を薄く塗り伸ばしてから、牛革をグリップの曲面に少しずつ馴染ませながら張っていきます。シワが出ないように、また傷が付かないように気を付けながら張っていきます。革と革をあわせる際などには角を落としたペンチ(ヤットコ)を使用します。 |
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E特に「ButcherGrip」の場合、アールがかなりきついので、シワが出ないように張っていくのは至難の業です(特につま先部分)。ここらへんはリアルペンシルのアルミ貼りの経験が大いに役に立ってます。 とは言え、それでも張り終わるまでかなり時間が掛かります。 |
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F縫い代を残して余分な革をカットします。 |
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G仮止めが終了したところです(仮と言いいつつかなり強力に接着されています)。ただ、革と革の合わせ目や、アールのきつい部分はどうしても浮いていたり小さいシワが出てしまったりしているうえ、接着剤の効果も半永久的なものではないので、テンションを懸けて縫う事でさらに革を密着させていきます。「革貼り」ではなく「革張り」なわけです。 |
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H下から見たところです。 |
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I手縫いする部分を専用の道具(鉄筆の先を丸くしたようなもの)を用いて溝付けします。次はいよいよ手縫い作業に入っていきます。 |