素材詳細 , 仕様詳細 , オプション一覧

素材詳細
■ブラックウォールナット
 アメリカ原産クルミ科の広葉樹で、世界三大銘木のひとつとして知られる高級材。
加工後の安定性の高さ、耐衝撃性の強さから銃床や楽器にも使われている。オイルフィニッシュとの相性が抜群で、格調高く深みのある仕上がりとなる。
 その重厚なイメージに反して、意外に軽く(比重約0.6)、体積の大きいグリップエンド部にはまさにうってつけの素材。
■使用可能部位
・グリップエンド
・フロントグリップ
・フレーム
・各種スペーサー
■チーク
 これも世界三大銘木のひとつで、アジアの熱帯地方に分布する。
堅牢で安定性もあるが、とりわけ耐水性に優れているので、船舶用材や建築材として広く使用されている。経年と共に、いわゆる「チーク色」と呼ばれる深く落ち着いた色合いとなる。
 高い耐久性がありながら軽いのも特長で(比重約0.55)、古くからグリップの定番材料としてアングラーには馴染みのある木となっている。
■使用可能部位
・グリップエンド
・フロントグリップ
・各種スペーサー
■スネークウッド
 南米ギアナ高地周辺でわずかに生育するクワ科の広葉樹で、その名の通り、蛇のような斑紋がある高級材。産出量が極端に少なく、「木のダイヤ」とも呼ばれる。世界で最も高価な木材の一つ。
 材質は硬くて重く、その加工は困難を極めるが、仕上がり面の滑らかさ、艶の深さ、そして何よりもその模様の美しさは他の材とは一線を画する。
 カスタムナイフの高級ハンドル材として使用される事が多い。
■使用可能部位
・フロントグリップ
■花梨(カリン)
 タイ・ビルマなど東南アジアに多く分布するマメ科の広葉樹。バラ科の花木として知られるカリンとは全く別の種類。
 芯材は赤褐色。木肌の美しい表面を持ち、硬く丈夫で、磨くと綺麗な光沢が得られる。
 カスタムウッドグリップにおいては、前後スペーサーやフレームの下地レイヤーとして多用。どの木材ともマッチして、優雅な印象を演出する。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・フレーム
・各種スペーサー
■花梨瘤(カリンコブ)
 花梨瘤は花梨の木の根元の一部からしか採取できない瘤材(バール)の事で、昔から高級工芸品の材料として人気が高い。
 その杢(モク=木目)はたいへん美しく、複雑に交差する木目が織りなす様々な紋様は、まさに自然の生んだ造形美と言える。特に、色の濃い部分と薄い部分が入り混じった部位は「紅白」と呼ばれ、非常に貴重。
 現在は輸入が止まっている為、入手が困難になりつつある。
■使用可能部位
・フロントグリップ
■黒柿
 日本各地に分布している、いわゆる柿の木。その中に、墨を流したような紋様や濃淡が入ることが稀にあり、そうした部位が黒柿と呼ばれ、古来から珍重されている。
 グリップに加工する際は、コントラストが綺麗に出る部位を厳選して使用するが、黒の出ていない部位も、肌目が非常に細かく、深みのあるアイボリー色をしていて非常に魅力的。木質はかつてゴルフクラブに使われていた程に堅牢。
■使用可能部位
・フロントグリップ
■栃(栃杢)
日本各地に自生するトチノキ科トチノキ属の落葉広葉樹。
「縮み杢」「波杢」「虎杢」などの美しい杢目が出ることがあり、また、材面には絹のような光沢が出て非常に美しく仕上がる。
見栄えのする木肌を生かして、椀などの器に利用されることの多い木材だが、木質は広葉樹の割にはやや軽軟なので、しっかりと下地防水処理をしておく必要がある。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・フレーム
・各種スペーサー
■パープルハート
 メキシコからブラジル南部の熱帯に分布するマメ科の広葉樹。
バイオレットウッドとも呼ばれ、その名の通り、およそ木とは思えない鮮やかな紫色をしているのが何よりの特長。
 木質は重硬で、艶のある仕上げとなり、耐久性にも優れる。経年により紫色から紫褐色に徐々に変化する。
変わった色味の木材として、「カスタム」製品を作る際には欠かせない素材。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・フレーム
・各種スペーサー
■ゼブラウッド
 パープルハートと同様、名前の由来が非常にわかりやすい木種。アフリカ熱帯雨林に生育する、ゼブラの如き縞柄が特徴の個性的な木。
 見た目も名前もワイルドなら、木目もまたワイルドで、例えばFlame Modelの微妙なグラデーション加工などには向かないので、そのワイルドな模様を生かしてそのまま使うか、もしくは、スペーサーとして使うのが効果的。
 強度もまさにワイルドで、非常に頑丈なグリップに仕上がる。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・各種スペーサー
■レースウッド
 主原産地はオーストラリア。
表面に連続して現れる少し銀色掛かった鱗模様が特徴で、その独特の木目を形容して、ビーフウッドやシャークウッドと呼ばれることもある。
 表面は平滑に仕上がるものの、木目自体は交錯して荒く、フレーム材としては使いづらいので、そのままか、もしくはベース材として使うのがオススメ。
耐久性に関しては、原産国でブーメランの材料になるほど硬くて頑丈。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・各種スペーサー
■サティーネ
 中南米、南米原産のクワ科の広葉樹。赤みの強い硬い木で、別名ブラッドウッドとも呼ばれる。
表面の光沢も素晴らしく、角度によっては本当に血のように赤く見えることがあるほど。
他のどの材とも色のコントラストが出せるので、Flame Modelのフレーム材や、各種スペーサーとして出番の多い木。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・フレーム
・各種スペーサー
■ピンクアイボリー
 南アフリカが主産地の非常に希少な木材。天然の淡く美しいピンク色の木目と象牙のような肌からその名が付いた。日本ではそのまま直訳して「桃色象牙」と呼ばれる事もある。
 カスタムウッドグリップでは、この希少材を追加料金不要で提供。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・各種スペーサー
■ブビンガ
 アフリカ原産、マメ科の広葉樹。木質は重硬で耐久性、耐摩耗性に優れる。なおかつ、非常に太い幹に育つので、近年は和太鼓の胴に利用されている。
 フレーム材としては使いづらいので、やはりそのままか、もしくはベース材として使えるが、ゴツゴツした感じのグリップが好きな人には特にオススメ。
 オイルフィニッシュが生きるようで、赤味の強い艶が更に深くなり、また、不規則な波状の木目と相まって、滑りにくい実用的なグリップに仕上がる。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・各種スペーサー
■バーズアイメープル
 カナダ国旗でお馴染みのカエデ科の広葉樹。強度、耐久性にも優れる。
表面に「鳥眼杢」と呼ばれる玉粒状の杢が現れるものがバーズアイメープルとされ、高級家具材、楽器材として重用されている。
肌理(キメ)の非常に細かい、滑らかな光沢のある木肌に仕上がるのが特長で、淡いクリーム色の木色と相まって、優雅で上品な印象のグリップとなる。
本来、非常に高価な木材だが、追加料金不要のBasic Modelとして製作可能。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・フレーム
・各種スペーサー
■ローズウッド
 マメ科の広葉樹。世界の熱帯から亜熱帯地方産の硬い木で、赤紫褐色から紫色を帯びた暗褐色をしていて、黒紫色の稿模様が特徴。
木質は緻密で磨くと美しい光沢が出る。
カスタムウッドグリップにおいては、前後スペーサーとして多用。「黒に近い濃い焦げ茶色」のアクセントで、グリップ全体の印象を引き締める効果アリ。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・フレーム
・各種スペーサー
■黒檀
 黒檀は銘木として古くからよく知られ、材質は非常に緻密で重く堅い。仏壇・仏具用として使われている事は有名。
 カスタムウッドグリップにおいては、前後スペーサーとして使用するほか、特にフレームとして使用すると、その緻密な木質と表面の艶を生かした、エッジの効いた綺麗な黒い柄を出すことができる。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・フレーム
・各種スペーサー
■マイカルタ
 "Micarta"はアメリカ、ウエスチングハウス社の登録商標でキャンバス(綿布)やリネン(麻布)とフェノール樹脂とを高温高圧で固めて作られる人工樹脂素材。耐久性、耐水性に優れている。
 画像左がキャンバスマイカルタ(グリーン)、右がリネンマイカルタ(レッド)で、それぞれ模様の細かさ、カラーラインナップが異なる。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・各種スペーサー
■G-10
 ガラス繊維を編んだ基材に、エポキシ樹脂を染み込ませ、高熱高圧下で硬化させて作られるハイテク人工素材。
耐摩耗性、耐熱性、熱伸縮性、耐酸性、耐水性などに優れる。細かい等高線模様が美しく、カラーも豊富な人気の新素材。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・各種スペーサー
■ターコイズ(グリーン)
 練りターコイズと呼ばれる、一度ターコイズを粉末にしてから、樹脂と混合して作られたイミテーションターコイズで、これもまた、ナイフメイキングで頻繁に使用される素材。スペーサーとして使用すると抜群の存在感。
■使用可能部位
・各種スペーサー
■スタッグ
 いわゆる鹿の角。ナイフハンドルの素材としては、古くから最も人気がある。実用性・装飾性・耐久性などに優れているうえに、鹿の角は、昔から水辺の厄除けとして愛されてきた事もあり、まさに、釣りに使うグリップにはうってつけの素材と言える。
(※スタッグは天然素材のため1本ずつ模様や形状等が異なります。) 
■使用可能部位
・フロントグリップ
■マンモスアイボリー
 その名の通り、シベリア凍土に2万年以上も眠っていたマンモスの牙。 象牙とは違い、ブルーや茶色がかった模様など様々な色合いがあるのが特徴(微細なクラックが入っている場合アリ)。近年、特に、スタッグが手に入りづらくなってから、その代用として、カスタムナイフのハンドルの素材として使用される事が多い。
※入手が困難になった為、当面の間、使用不可とさせて頂きます。
■使用可能部位
(現在、使用不可)
■アイボリー(象牙)
 希少価値の高い本象牙で、高い耐久性、適度な吸湿性、良好な加工性、そして何よりも仕上がりが美しいため、古来より工芸素材として珍重された。ワシントン条約締結により、現在は原則輸出入禁止となっているが、法律に従って適正に管理された象牙は今も加工・販売されている。用途は印鑑の高級素材・楽器部品・工芸品などで、当ブランドではその工程で出た端材を正規のルートで購入し、加工・販売を行っている。
■使用可能部位
・フロントグリップ
・各種スペーサー
■アイボリー(象牙)の取扱に関して
 日本では象牙の輸出入を原則禁止しており、国内取引についても法律によって規制されているが、この法律に従って適正に管理された象牙および象牙製品であれば国内で売買可能。ただし、国内で象牙を扱う事業者は、環境省・経済産業省に届出をする義務がある(届出済。画像は届出ステッカー)。
 ちなみに、取引される象牙は「自然死などで採取されたもの」に限定され、そして象牙の売り上げはゾウを保護する目的で使用される。
象牙輸入に関して
(外部サイト。
是非御一読下さい)